「最近、全然勝てない…」
レスリングをしている子どもなら、一度は必ず経験する時期です。
試合で負け続けると、練習に行きたくなくなったり、「もう辞めたい」と言い出したりすることもあります。
でも実は、この勝てない時期こそ、一番成長できるチャンスなのです。
今回は、レスリングコーチとして子どもたちを見てきた経験から、勝てない時期に親や指導者ができる「やる気を引き出す方法」を紹介します。
勝てない理由は「才能」ではない
負けが続くと、
- 「うちの子には向いていないのかな…」
- 「センスがないのかも…」
と考えてしまいがちです。
しかし、小学生年代では体の成長スピードも違えば、経験年数もバラバラです。
今勝っている子が、数年後も勝ち続けるとは限りません。
逆に、今負け続けている子が大きく成長し、全国大会で活躍することも珍しくありません。
大切なのは今の勝敗ではなく、成長を止めないことです。
勝てない時期に伸びる子の特徴
① 小さな成功を積み重ねている
「今日はタックルが1回決まった!」
「最後まで諦めずに戦えた!」
そんな小さな成功を積み重ねられる子は伸びます。
試合結果だけを見ると負けですが、内容は確実に成長しています。
② 負けた理由を一緒に考える
負けたあとに
「なんで負けたの?」
ではなく、
「今日は何が一番良かった?」
「次はどこを頑張る?」
と前向きな振り返りをしましょう。
改善点は1つだけで十分です。
課題が多すぎると子どもは混乱してしまいます。
③ 周りと比べない
「あの子は勝ってるのに…」
これは子どものやる気を一番奪う言葉です。
比べる相手は昨日の自分。
少しでも成長していれば、それは立派な前進です。
親ができる最高のサポート
子どもは試合が終わると親の顔を見ます。
そこで、
「なんで負けたの?」
と言われると、試合よりもその言葉が心に残ります。
おすすめなのは、
「最後までよく頑張ったね。」
まず努力を認めてあげること。
その一言だけで、次の練習への気持ちが変わります。
コーチが意識したい声掛け
勝てない子ほど、
「もっと頑張れ!」
ではなく、
「今の動き良かった!」
「前より足が動いてるね!」
など、できたことを具体的に伝えることが大切です。
子どもは認められることで挑戦する勇気が生まれます。
勝てない時間は無駄じゃない
レスリングだけではありません。
勉強も仕事も人生も、ずっと勝ち続ける人はいません。
負けた経験があるからこそ、
- あきらめない心
- 努力する習慣
- 相手を思いやる気持ち
が育ちます。
これはレスリングを通して得られる、一生の財産です。
まとめ
勝てない時期はつらいものです。
しかし、その時間をどう過ごすかで未来は大きく変わります。
結果だけを追い求めるのではなく、小さな成長を認め、挑戦する姿勢を褒めてあげましょう。
子どもは必ず成長します。
そして、勝てなかった日々が、後から振り返ると一番大きな財産になっているはずです。
「勝てない時期は、強くなる準備期間。」
焦らず、一歩ずつ積み重ねていきましょう。



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