これはクラブの保護者のお母さんから聞いた話です。
子どもの習い事の話って、ママ友との会話で必ず出ますよね。ピアノ、スイミング、英語、サッカー……みんながにこやかに情報交換する中、私がわが家の習い事を言うと、場の空気が一瞬止まります。
「レスリングです」
今日は、この一言に対して返ってくるリアクションが見事なまでにパターン化されているので、発生率とともにご紹介します。
第1位「えっ、レスリング?」(発生率100%)
まず間違いなく聞き返されます。
私の滑舌が悪いわけではありません。「レスリング」という単語が、6歳児の習い事の選択肢として脳内にインストールされていないのです。「ボルダリング」と聞き間違えたと思っている人も一定数います。ごめんなさい、レスリングです。あの、マットの上で組み合うやつです。
第2位「強くなりそう〜!」(発生率90%)
聞き返しの次に来るのがこれ。とりあえず言っておけば失礼にならない、便利なフレーズだと思われます。
ちなみに正解です。強くなります。先日、家の廊下で夫がタックルされて本気でよろけていました。
第3位「なんでレスリング?」(発生率85%)
これは純粋な疑問だと思います。わかります、私も最初そう思ってました。
わが家の場合、きっかけは「体験会でマットの上を転がるのが楽しすぎた」から。そう、ちびっこレスリングって、最初はほぼ「マット遊び」なんです。でんぐり返し、クマ歩き、おしくらまんじゅうみたいな組み合い。子どもが好きな遊び、全部入り。
「なんで?」と聞かれたら、私はいつもこう答えています。
「本人が一番楽しそうだったから」
第4位「痛くないの?」(発生率70%)
主におばあちゃん世代から高確率で飛んでくる質問です。
ちびっこレスリングは、まず「安全な転び方(受け身)」から教わります。むしろ普段の生活で転んだときのケガが減りました。公園で派手にすっ転んでもクルンと受け身を取ってケロッとしているわが子を見て、「あ、月謝の元は取れたな」と思っています。
第5位「オリンピック目指してるの?」(発生率50%)
気が早い。まだ靴下を左右逆に履く人間です。
でも子ども本人に聞くと「めざしてる」と即答するので、夢は本人に任せることにしています。
番外編:テレビの技をやろうとする人(発生率・パパ限定80%)
パパ友に言うと、なぜか高確率でプロレス技の話になります。「じゃあ卍固めとかできるの?」できません。それはプロレスです。レスリングとプロレスは、サッカーとフットサルくらい……いや、もっと違います。
でもこの話題で30分盛り上がれるので、パパ友との距離は縮まります。
おわりに
レスリングと言うと驚かれるけど、実際は「あいさつ」「相手への敬意」「負けても立ち上がること」を全身で学べる、めちゃくちゃいい習い事です。
試合で負けて大泣きした日の帰り道、「つぎはかつ」と言ったわが子の顔を、私は多分一生忘れません。


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